神様、恋をください。

『駆け落ちして___』


何であんなこと言ったんだろう


でも本当はそういう覚悟で病院を出てきた


だから手紙を置いてきたんだ


それでいいんだ




「もうこんな時間だ!菖たちの集合場所行くぞ。」


時が経つのはこんなにも早い。

さっきあんな話してたのに、いつの間にかそんなことを忘れさせるくらい、時は早かった。


『う、うん。』

慶仁はきっと私に気を使ってる。

やっぱり私って面倒くさい女だよね

そう思いながら慶仁の横顔を見た

「どうかした?」

『ううん、何でも。』


スッキリしたはずなのに、何かが心に引っかかる。




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