神様、恋をください。

家族4人で手をつないでいる

4人とも幸せそうで、

ニコニコ笑っている。

今の私にはかけ離れた世界。

夢でしか起こらない出来事_。





「朝ですよ~。杏樹ちゃん!」

看護婦さん・・・え??

お姉ちゃん!?

そこにいたのは私の姉

白石優。

もうずっと会ってない

離婚した母の所へ引き離されてから


『お姉ちゃん!何で此処にいるの!?』

「杏樹を助ける為。だって新しいお母さんともうまくいってないんでしょ?」

『そうだけど...なんで馬鹿な姉が看護婦なんかに・・・・・』

「馬鹿??ゆってる意味分かんないし(笑」

『だってお姉ちゃん馬鹿だったぢゃん!!』

「何言ってんの!?ぅち、杏樹が病気って知ってから凄い勉強したんだから!!」

『お姉ちゃん...ありがと。』

「当たり前でしょ!住んでるとこが違くても、姉妹なんだから。」

夢が叶ったようだった

昨日見た夢が半正夢になった気がした。

「杏ちゃーん!アレ??新しい看護婦さん??」

華恋がきた

眼を丸くしてる。

その姿があまりにもおかしくて

姉と一緒に笑ってしまった

「...!!!!まさかアノお姉ちゃん!?」

姉は、アノお姉ちゃんって?

って顔をしている

私は毎日の様に華恋に話していたから。

私の大好きだった頃の

家族の話を_____。

「初めまして!新人看護婦の白石優です。」

姉は胸をはってそう言った

華恋は私の顔を見て

  よかったね

って言っている様に見えた。

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