神様、恋をください。
『ちょっとトイレ行って来るね。』
「一人で行けるぅぅ??」
姉に馬鹿にされながらもトイレへ。
トイレは、私の病室のまえの廊下の曲がったとこにある。
『いったぁぁい!!!!!』
前から男がぶつかってきた。
マジありえない
病院で走るなんてって思った。
「アレ??」
『あっ!!』
私たちの声は重なった。
「あの時の!!」
『あの日の!!』
多少違う言葉だけどまぁそこは。
ぶつかってきた少年は
“慶仁”
華恋のお兄ちゃんだった。
「ごめん...。」
『いいのいいの別に。華恋のとこ?』
「うん。まぁな。つか、ごめんってそういうことじゃなくて__」
彼は頭の後ろをかいた
『じゃ何??』
「こないだ、俺すぐに練習行っちゃったぢゃん?その事。」
『別に気にしてないし。つか初対面だし華恋にはめられたって訳だし((笑』
「けど、」
『いいって。サッカー好きなんでしょ??好きなことに集中しなよ。』
「俺、人と話すのも好きなんだけどなぁ」
『サッカー上手だね。』
「そうか?サンキュお世辞!つかさここじゃ何だから屋上行って話そうぜ!!」
『うんそうだね。』
私やってることおかしい??
約初対面なのにいきなり立ち話??
まぁいっか。
そう思いながら屋上へ行った。