こんな青春も悪くない!
僕たちは、順位を上げるために、相手を探し始めた。
この学校は、A棟、B棟、C棟に分かれている。
今、僕らが戦える最高順位は、44位だ。
A棟、B棟を探したが、見つからなかった。
そして、僕らはC棟の前に立っていた。
「いよいよだな。
尚平、雁太。」
「なんで雅光が、リーダーになってるの。」
「お前、でしゃばるな。」
僕らの毒舌が雅光に襲いかかる。
「まあ、このことは置いといて、順番はどうする。」
「俺に、一番をいかせてくれ。」
志願したのは雅光だった。
「またなんかたくらんでないだろな。」
雁太が探りを入れる。
確かにあやしい。
「今回はそれはない。
俺は、ただお前たちに謝りたいだけだ。
お願いだ。
いかせてくれ。」
と、言って土下座をしだした雅光。
僕と雁太は、顔を見合わせた。
「どうする。」
「信用しようよ。
仲間なんだから。」
「よし。
なら雅光、お前が一番をいけ。」
「ありがとう、尚平、雁太。」
「そういや、二人はなんの教科にするの。」
「俺は、保健体育だ。」
「俺は、理科だ。」
正直言って、こんなにたくましい仲間は、他にはいないだろう。
僕らは、対戦相手を見つけた。
相手は、女子だった。
「では、バトルを始めます。
解答者は、前へ。」
「「勝てよ、雅光。」」
「おう。」
いよいよ、ファーストバトルの開始だ。
バトルスタート!!