Reviving Hell

その状況を少し整理して見よう。

今日もいつも通りのアラームで目が覚めて、いつも通り窓をあけて空気を入れ替えた。

そしてケトルのスイッチをいれて、服を来て、テレビを付ける。

外はサイレンがうるさいが、この地域の治安の悪さからするといつも通りだ。

だから家賃も格段に安い。大学が近くなかったら一生住まないだろうな。

テレビの写りは悪く何かニュースがやってるがよくわからない。

しかし緊急テロップが頻繁にながれているのは何となく分かった。

そこで何か気付くべきだったが、世間に興味が薄い事もゆとり教育の弊害で、
またアンテナの事を大家に言わないといけないなと、テレビを消した。

そして、朝ブラックコーヒーを飲むことに憧れていた俺は、しばらくコーヒー
(砂糖二つ、ミルク入り。いわゆるカフェオレ)を飲みながら、ボーとしていた。

その時、窓の外から悲痛な叫び声が聞こえてきた。

その声に反応して窓の外を見た。
そして…

「これは何んなんだ…!!」
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