Reviving Hell

「この塔じゃないかもしれませんね…。ちょっとそこにいる自衛隊員に聞いてみます。」

平太郎さんと共に自衛隊員に歩み寄る。

「すいません。この避難所に山瀬ミカって言う避難者は居ますか?」

自衛隊員は少し待って下さいと言って、手に持っている避難者リストらしきものをチェックし始めた。

「え~山瀬ミカ…山瀬ミカ……」

心臓の鼓動が高鳴る。もしこのリストに名前が無かったら…
そんな悪い事ばかり頭を過る。

いや、リストに名前がなくてもいる可能性だってある……
ミカは絶対生きている!!
気持ちを何とか切り替えて、自衛隊員を待つ。
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