もう一度『愛してる』と言って
三週間ぶりに来た魁のマンションはいつもと変わっていなかった。
『部屋行ってて。飲み物持ってくるから』
『うん。ありがと~』
最早自分の家みたいになってる魁の部屋に入った。
三弘の家もこんな感じだから家が三つあるみたい。
『お待たせ』
魁がジュースを持ってきてくれた。
それをさっそく一口飲む。
『バスケどう?』
三年生が引退してから結構経つ。
魁は相変わらずバスケ部のエースだった。
部長は他の人がなったけど…。
純は魁に部長をやって欲しかったみたい。