もう一度『愛してる』と言って
魁はいつも自分の実力を認めていないって言うか、謙遜しちゃってる。
もっと自信持ったらいいのに…。
『あ、ちょっと待ってて』
魁は何か思い出したのか部屋を出ていった。
どうしたんだろう。
そう思ってると魁はすぐに戻ってきた。
『はい、これ母さんから』
『おばさんから?』
渡されたのは暁のショートケーキ。
『あ!暁のケーキだ』
『2人で食べろってさ』
『やったぁ~』
おばさんはあたしの好きなものをたまにこうやって出してくれる。