もう一度『愛してる』と言って
『ん?なんかお前ら仲良くなってない?』
『三弘がいない間に仲良くなったんだよな?』
『うん!』
『へぇ~。千波がねぇ…』
三弘は少し驚いた感じであたしを見た。
多分、三弘が人見知りのあたしがこの短時間でこんなに他人と話せるようになったことに驚いてるんだろう。
しかも男の子と。
女の子はまだいいけど、あたしは男の子とになると仲良くなるのにかなり時間が掛かる。
それを知ってて三弘は驚いてるんだ。
『あ。それより食べようぜ!丁度3つある』
『ショートケーキだぁ!』
箱を開けると甘い香りがあたしたちを包んだ。