もう一度『愛してる』と言って


『そんなことないよ!』




あははっと笑って誤魔化す。

少し不思議そうに見てたけどすぐにあたしから目を逸らした。




『まぁ、いいや。食お~ぜ』




三弘が一つずつお皿に乗せて渡して行く。




『じゃあ、いただきます!』

『『いただきますー!』』




一口食べると口の中でクリームの甘さが広がった。

甘すぎず丁度いい加減。


スポンジはフワフワでクリームとよく合ってる。




『おいしいー…』

『な。また、みんなで食おーぜ』

『あぁ』




この頃からあたしたちは仲がよくなっていった。


< 76 / 157 >

この作品をシェア

pagetop