もう一度『愛してる』と言って


「おまたせ。どうしたの?」




そこに丁度魁たちが帰って来た。

魁はあたしが変なのに気付いて声を掛けてきた。




「ん?あ、ううん!なんでもない!」

「そう?」




魁は首を傾げながらあたしの前の席に座った。




「あ、そういえばさぁーーー」




三弘がみんなに話し掛けてきたのは分かったけど、あたしはその話を聞いていなくて頭の中で別のコトを考えてた。




「千波?聞いてる?」

「へ?あぁ…ごめん。聞いてなかった」

「たくっ、何ボーッとしてんだよ」

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