あたしが見た世界
「流輝ッ?」
「あれ、千種やん?」
「ピエロぉ!?」
その3人はフツーに立っていた。
「……何してんだ、こんなところで」
「何言ってんの?」
ピエロが顔をしかめる。
「……流輝、」
宙が眼鏡をわざとらしくクイッと上に上げた。
「ん?」
「“二代目”なんですか?」
「俺、“二代目”」
リュウ兄はニコニコしながら言った。
「えぇ―――――――ッ?!?
うそ―――――??!」
隼人が頭を抱えた。