あたしが見た世界
すると煌は「フゥ…」とため息をついた。
「そう言うと思った」
「だったら言うなよー」
シュン兄がふざけたように言う。
「そうもいかないんだよねー。これ、黒羽からだし?」
ぅげ。
……黒羽の命令は絶対だ。
「じゃ、そういうことだから」
ニコニコしながら言う煌は本当に楽しそうに見える。
「あ。あとね、制服はもう二人の部屋に置いといたから」
「………その高校生とかいうやつはいつから?」
シュン兄がげんなりした顔で言う。
「んー、明後日。ちゃんと体内時計変えるんだよ」