あたしが見た世界
ーーーードガッッ
「ぐぁッ」
ーーーーーボタタッ
「は、やってくれるな。
隼人………ゴポッ」
ニヤリとあたしは笑う。
本当のところあたしは隼人の力を見下してした。
まさか
予想以上にこれほどまでとは思ってなかったのだから。
「や、やっぱもう止めた方がいいんじゃない?」
いつもの隼人にもどる。
コイツは面白いヤツだな。
いつもはのほほん(?)といておいて、いざ、喧嘩になると人が変わったようになる。
二重人格か、と思わせるぐらいに。
「いや、あたしは構わん。
さ、これからが本番だ。
さっきも言ったが、あたしが女だからって手加減する理由にはならないからな?」
あたしがそう言うと隼人はまた“青龍の総長”の顔になった。
「…分かった」
そして、
また始まった。