あたしが見た世界
4.たまり場
「なぁー?はよ、俺らんとこに入らへん?」
教室につくとこれだ。
だか、もう決めてある。
これで、少しは大人しくなるだろう。
「わかったから。入る、入る」
あたしがそう言うと、金髪は子どものように目をキラキラさせた。
「よっしゃ!!ほんなら、皆んとこ行くでぇ!!シュンも!!」
金髪は、今までにないくらいハイテンションだった。
あたしとシュン兄の手を掴んで屋上へ走っていく。