ご主人様に首ったけ!
いくら霧様が明るく振舞ってくれても、私が失態を犯した事は事実。
だからもう一度頭を下げると霧様にもちゃんと伝わってくれてみたいで、
「本当に気にしないで。
気持ちよさそうに眠っていたから起こしては悪いと思って、そのまま寝かせてしまったのは僕だから。それに、着替えも……」
「――っ!!
やっぱり霧様が私の着替えを!?」
「うん。あのままだと寝苦しいと思ったし、せっかくの服も皺になってしまうからね」
「み、見ましたか……?」
「……極力目は瞑っていたんだけどね。不可抗力ってやつかな?」
少し困ったように言われる霧様だったけれど、私は恥ずかしくてそれどころではなく、照れ隠しのために早口でまくし立てる。
「~~っ、霧様っ!
乙女の肌を無断で見るのはセクハラですよ!?」
「せく……!?
露、僕を卑しいセクハラ扱いするの?」
「!!?」
「露のためを思ってしたことだったのに……」
だからもう一度頭を下げると霧様にもちゃんと伝わってくれてみたいで、
「本当に気にしないで。
気持ちよさそうに眠っていたから起こしては悪いと思って、そのまま寝かせてしまったのは僕だから。それに、着替えも……」
「――っ!!
やっぱり霧様が私の着替えを!?」
「うん。あのままだと寝苦しいと思ったし、せっかくの服も皺になってしまうからね」
「み、見ましたか……?」
「……極力目は瞑っていたんだけどね。不可抗力ってやつかな?」
少し困ったように言われる霧様だったけれど、私は恥ずかしくてそれどころではなく、照れ隠しのために早口でまくし立てる。
「~~っ、霧様っ!
乙女の肌を無断で見るのはセクハラですよ!?」
「せく……!?
露、僕を卑しいセクハラ扱いするの?」
「!!?」
「露のためを思ってしたことだったのに……」