ご主人様に首ったけ!
ついつい、恥ずかしさから逃れるために偉そうな事をいってしまったけれど……。


相手は私のご主人様。


ご主人様を、どっかの会社のエロ上司と同じ扱いをしてしまうなんて……!


あぁああ……、つくづく私って……。


「悪いことを言うお口はどこかな?」

「ひあーっ、き、きりさまっ!
いたい~、いたいれすーっ!」

「あはは、露のほっぺすごくよく伸びるよ」


霧様は私の両頬をつまむと、横にびよーんと伸ばされて私の反応を見て楽しそうに笑われた。


「あははっ、反省した?」

「はぃ……。ごめんなさい……」

「うん。分かってもらえて嬉しいよ」


ようやく離してもらえたほっぺは鈍く痺れていたけれど、もちろん霧様は本気でつまんではいないから、痛みはない。



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