ご主人様に首ったけ!
中に入ると、そこもまたすごく豪華なお部屋で、どれも高級そうなものばかりが揃えられていた。


その中に一人。


すごく若くて、すごくハンサムな男の人が優雅にソファに座っていて、私は思わず目を奪われてしまう。


「やぁ、いらっしゃい。陸くん、綺ちゃん、それに露ちゃん」

「ごめんね、少し遅くなっちゃったかな?」

「いや、こんなもんだと思っていたよ」



その男の人と陸くんはとても親しそうに会話をしていて、その流れで私たちも向かい側のソファへと促された。



うわっ、ソファもすっごいふかふかで、座り心地いいなぁ……。


うーん、それにしても、この人誰なんだろう?

陸くんと同じくらいの年かな?
ってことは、この家の息子さん?

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