ご主人様に首ったけ!
☆22☆ メイドです!…とは言えない
その後も、休み時間になるたびにクラスの子たちが私の周りに集まってきてくれて、色々と質問責め。


どこに住んでるの?とか、
バイトしてる?とか、
彼氏いるの?とか……。


見事答えにくいものばかり。


だって仕事(……というか、学校に通い始める事になったらもうバイトって感じだけど)は東條の家のメイドで、さらに住み込みでいたりするし。

彼氏はそのご主人様……なんて、ものすごく話しにくいよね!?


だからその場はなんとなく誤魔化すようにあいまいに答えてしまったんだけど、そのことに突っ込んでくる人や、不審に思う人はいなくてすごく助かっちゃった。


私への質問だけじゃなくて、クラスのことも皆が教えてくれて、1-Cが始まってまだ2ヶ月ちょっとだけど、すごい団結力があって、みんな仲良しなんだって。


それは入ってからの雰囲気でなんとなく分かったけど、中でもやっぱり熊先生はすごく
面白くて、まじめに授業したりおちゃらけたりして飽きる事ってないんだって!


みんなノリがよくて色々話しかけてきてくれたから一日退屈することなく過ごす事ができたし。


教室は一番上の一番奥で毎日すごく大変だけど、楽しくやれそう!!


早く今日のことを霧様にお話したいな……。


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