ご主人様に首ったけ!
「じゃあ、露。頑張って」
霧様の教室は3階だから、ここでお別れ。
微笑みながら頭を撫でてくれる霧様を、ちらっと上目で覗き込みながらあるお願いを…。
「あの、霧様……」
「露、学校では“先輩”だよ」
「あ……そうでした。
霧、先輩……」
「ん?なに?」
これ以上言うのがすごく恥ずかしいし図々しいかなって思ったけど、引き止めてしまった以上引くことはできない。
でも顔を上げて言う事はできなかったから、下を向いたまま口を開いた。
「あの……、今日も来てくださいますか……?」
「え?」
こんなこと自分からお願いするなんて、厚かましいにもほどがあるけど……。
でも今日はどうしても霧様と一緒に帰りたかったから……。
悲しい気持ちのまま一人で帰りたくはなかったから……。
霧様の教室は3階だから、ここでお別れ。
微笑みながら頭を撫でてくれる霧様を、ちらっと上目で覗き込みながらあるお願いを…。
「あの、霧様……」
「露、学校では“先輩”だよ」
「あ……そうでした。
霧、先輩……」
「ん?なに?」
これ以上言うのがすごく恥ずかしいし図々しいかなって思ったけど、引き止めてしまった以上引くことはできない。
でも顔を上げて言う事はできなかったから、下を向いたまま口を開いた。
「あの……、今日も来てくださいますか……?」
「え?」
こんなこと自分からお願いするなんて、厚かましいにもほどがあるけど……。
でも今日はどうしても霧様と一緒に帰りたかったから……。
悲しい気持ちのまま一人で帰りたくはなかったから……。