ご主人様に首ったけ!
こんな図々しい私のお願いを霧様は聞いてくれますか……?
私はそのまま下を向いたまま霧様の返事を待つ。
その間すごく緊張してしまい、握っている手から汗が滲んでくる。
はじめ霧様は私の言おうとする意味が分からなかったようだけど、すぐに理解してくれたみたいで、私の望む答えを言ってくれた。
「うん。終わったら露のクラスまで行くよ」
「ひゃっ」
わしゃわしゃと髪の毛をかき乱されてしまい、私の頭は鳥の巣状態。
「あはは、ごめんごめん!」
でも、髪をかき乱したかと思うと、両手で綺麗に整えてくれる。
……もう。
そんなことされたら、怒る事もできないじゃないですか……。
「じゃあね、露」
「はいっ!いってらっしゃいませ!」
いつもの癖で、頭を下げて霧様を見送る。
そんな私に手を振ってくださると、霧様は廊下の奥へと消えていった。
私はそのまま下を向いたまま霧様の返事を待つ。
その間すごく緊張してしまい、握っている手から汗が滲んでくる。
はじめ霧様は私の言おうとする意味が分からなかったようだけど、すぐに理解してくれたみたいで、私の望む答えを言ってくれた。
「うん。終わったら露のクラスまで行くよ」
「ひゃっ」
わしゃわしゃと髪の毛をかき乱されてしまい、私の頭は鳥の巣状態。
「あはは、ごめんごめん!」
でも、髪をかき乱したかと思うと、両手で綺麗に整えてくれる。
……もう。
そんなことされたら、怒る事もできないじゃないですか……。
「じゃあね、露」
「はいっ!いってらっしゃいませ!」
いつもの癖で、頭を下げて霧様を見送る。
そんな私に手を振ってくださると、霧様は廊下の奥へと消えていった。