ご主人様に首ったけ!
「おはよう!露!!」

「なに暗い顔してんの!?」

「朝からそんな顔してると、運気逃げるよ!?」

「へ……?」


誰からも声を掛けられないとか思ってたのに、入り口付近でかたまっていた3~4人の女の子たちが次々に声を掛けてきてくれた。


みんなのその反応に私はかなり拍子抜け。


「あははっ、露!
その顔超まぬけ!!」

「え……?
あの、みんなどうして……?」

「どうしてって、どうして?」


私が質問したのに、逆に質問で返されてしまう。


「え、あの、霧さ……霧先輩の事……」

「ん?東條先輩がどうかした?」


一応核心に触れてみたつもりだけど、周りにいる子達はみんな不思議そうにしてる。


なに?

なんで!?


「あーっ!!」
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