ご主人様に首ったけ!
先輩たちの、霧様を生徒たちの所有物にしたような言い草に憤りを感じ、無謀にも強く言い返してしまう。
でも、元々強気でいる先輩たちにそんな抵抗はほとんど皆無。
というかむしろ逆効果で、私のその反応にさらにキレて、声を荒げてきた。
「なにこいつ!
東條様のこと名前で呼んでるし!」
「1年のくせに生意気!」
「超ムカつく!」
「!?」
そして、感情を高ぶらせた金髪が手を振りかざしたと思ったときにはすでに遅く、私の頬にその右の手のひらがストレートにぶつかってきた。
「……っ」
左頬に鈍い痛みが広がる。
なんで……?
“霧様はものじゃない”
私はただありのままの事実を言っただけなのに、なんでひっぱたかれないといけないの?
でも、元々強気でいる先輩たちにそんな抵抗はほとんど皆無。
というかむしろ逆効果で、私のその反応にさらにキレて、声を荒げてきた。
「なにこいつ!
東條様のこと名前で呼んでるし!」
「1年のくせに生意気!」
「超ムカつく!」
「!?」
そして、感情を高ぶらせた金髪が手を振りかざしたと思ったときにはすでに遅く、私の頬にその右の手のひらがストレートにぶつかってきた。
「……っ」
左頬に鈍い痛みが広がる。
なんで……?
“霧様はものじゃない”
私はただありのままの事実を言っただけなのに、なんでひっぱたかれないといけないの?