ご主人様に首ったけ!
だからこそ、皆に本当のことがちゃんと話せるんだもん。

ちゃんとみんなに本当のこと打ち明けられてよかった!


今まで抱えていたモヤモヤがなくなって私ひとり、すがすがしい思いでいると……。


「春日と東條はデキていたのか……」

「え!?熊せんせ!?」


いつ来たのか……。

いつの間にか私の背後には熊先生がいて、どうやら皆と一緒に話を聞いていたみたい……。


「よかったじゃん露!
これで担任含めたクラス全員公認の仲だね!」

「……うん」


それ、嬉しいのかどうなんだか結構微妙ですけど……。


先生も来たことだし、慌てて席に戻る。


そして、時計を見ると、始業時刻からすでに15分も経過していた。

午後イチの授業……、熊先生でよかった……。


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