ご主人様に首ったけ!
「へぇ~、そうなんだぁ。
なんか、露には驚かされっぱなしだわぁ」

「ホントホント!
そうだ、露!今日1人になっちゃうんでしょ?うちらと帰ろ!」

「うんっ」


よかった。

ずっと霧様と一緒だったから、一人で帰るの淋しかったんだよね。


みんなに感謝!

歓迎会の日以来、初めてクラスメイトたちと帰れるかと思ったんだけど……。


「春日露、いる?」


仕度も終わって、帰ろうとしたときクラスにひょっこり現われたのは……。


「聖ちゃん!?」


なんで聖ちゃんが、うちのクラスに……?

てゆーか、私がこのクラスって知ってたんだ。


「露、あのさ……」

「なにー?
用があるなら早くしてねー、みんな待ってるからー」


たいしたことではないと思って、そう軽く言ったけど聖ちゃんは中々話し出そうとしない。


どうしたんだろ?
< 237 / 374 >

この作品をシェア

pagetop