ご主人様に首ったけ!
「もー、どうしたの、聖ちゃん!
元気ないよ?なんかあったー?」
「あー、うん……」
帰り道。
話があると言いながらも、終始無言でなにも話そうとしない聖ちゃんに痺れを切らし、私から声を掛けてみたけど、なんとも歯切れの悪い返事。
一体どうしちゃったの!?
またしても会話が止まってしまい、沈黙だけが流れる。
も~、気まずすぎるっつーの!!
でも、それも束の間。
それまで黙っていた聖ちゃんが、突然顔を上げて立ち止まった。
「聖ちゃん?
なんで止まっちゃったの?」
ここ、めちゃくちゃ道のド真ん中ですけど?
住宅街で人通りが少ないとはいえ、こんなド真ん中に立ったままだと邪魔になると思う。
「ねぇ、聖ちゃ……っ!?」
顔を上げたまま動かなくなっちゃった聖ちゃんを呼ぼうとしたとき、いきなり聖ちゃんに腕を掴まれ、強引に裏路地っぽいところへ引っ張られた。
元気ないよ?なんかあったー?」
「あー、うん……」
帰り道。
話があると言いながらも、終始無言でなにも話そうとしない聖ちゃんに痺れを切らし、私から声を掛けてみたけど、なんとも歯切れの悪い返事。
一体どうしちゃったの!?
またしても会話が止まってしまい、沈黙だけが流れる。
も~、気まずすぎるっつーの!!
でも、それも束の間。
それまで黙っていた聖ちゃんが、突然顔を上げて立ち止まった。
「聖ちゃん?
なんで止まっちゃったの?」
ここ、めちゃくちゃ道のド真ん中ですけど?
住宅街で人通りが少ないとはいえ、こんなド真ん中に立ったままだと邪魔になると思う。
「ねぇ、聖ちゃ……っ!?」
顔を上げたまま動かなくなっちゃった聖ちゃんを呼ぼうとしたとき、いきなり聖ちゃんに腕を掴まれ、強引に裏路地っぽいところへ引っ張られた。