ご主人様に首ったけ!
「露―、お客さんだよー」
「え?」
昼休み。
私が牧と話していると、入り口の近くにいた泉が私に向かって叫んできた。
「誰―?」
転入生である私に、他のクラスからお客さんがくることなんてほとんどないはずなのに……。
誰だろう、と思いながら視線を入り口に移すと、そこには綺麗な顔に怖いくらいの笑みを浮かべた神くんが立っていた。
「神くん……」
なんで?
なんで神くんが私の所に……?
中学の時でさえ、神くんのほうから私に会いに来ることなんてなかったのに……。
しかも、満面の笑顔がかなり不穏な空気を醸し出している。
でもわざわざクラスまで来てくれたのに無視するわけにはいかないから、とりあえず席を立ち神くんに近づいていく。
「どしたの、急に?」
「突然ごめんね、露。
ちょっといいかな?」
「え……」
「ここじゃ話しにくいんだ」
声を潜めて言う神くんに、私は眉を顰める。
神くんと2人で話すなんて、ものすごく嫌なんですけど!
「え?」
昼休み。
私が牧と話していると、入り口の近くにいた泉が私に向かって叫んできた。
「誰―?」
転入生である私に、他のクラスからお客さんがくることなんてほとんどないはずなのに……。
誰だろう、と思いながら視線を入り口に移すと、そこには綺麗な顔に怖いくらいの笑みを浮かべた神くんが立っていた。
「神くん……」
なんで?
なんで神くんが私の所に……?
中学の時でさえ、神くんのほうから私に会いに来ることなんてなかったのに……。
しかも、満面の笑顔がかなり不穏な空気を醸し出している。
でもわざわざクラスまで来てくれたのに無視するわけにはいかないから、とりあえず席を立ち神くんに近づいていく。
「どしたの、急に?」
「突然ごめんね、露。
ちょっといいかな?」
「え……」
「ここじゃ話しにくいんだ」
声を潜めて言う神くんに、私は眉を顰める。
神くんと2人で話すなんて、ものすごく嫌なんですけど!