ご主人様に首ったけ!
「残念だったな、ピンクのいるかいねぇってよ」
「なんだぁ~。
残念」
水族館。
一通りの魚や海の生き物を見てまわって今は、聖ちゃんがソフトクリームを買って来てくれたので、それを食べながら2人でベンチで休憩中。
あーあ、ピンクのいるかに会いたかったなぁ。
「お前、中学の時もそんなこと言ってなかったか?」
「え~?そうだっけ!?」
「黄色のくじらが見たいとか、赤いペンギンが見たいとか……」
「そんなこと言ってないよ!
小学生じゃないんだもんっ」
「あははっ」
聖ちゃんはいつも私を笑わそうとしてくれる。
聖ちゃんの話は面白いんだけど、やっぱり聖ちゃんは一番仲のいい男友達って感じで……。
申し訳ないけど、きっとこの先もそれ以上の感情を持つ事ができないと思う。
こんな誰の得にもならないこともう終わりにしたいのに、霧様を守りたい一心で嘘をつき続けている私は……。
「なんだぁ~。
残念」
水族館。
一通りの魚や海の生き物を見てまわって今は、聖ちゃんがソフトクリームを買って来てくれたので、それを食べながら2人でベンチで休憩中。
あーあ、ピンクのいるかに会いたかったなぁ。
「お前、中学の時もそんなこと言ってなかったか?」
「え~?そうだっけ!?」
「黄色のくじらが見たいとか、赤いペンギンが見たいとか……」
「そんなこと言ってないよ!
小学生じゃないんだもんっ」
「あははっ」
聖ちゃんはいつも私を笑わそうとしてくれる。
聖ちゃんの話は面白いんだけど、やっぱり聖ちゃんは一番仲のいい男友達って感じで……。
申し訳ないけど、きっとこの先もそれ以上の感情を持つ事ができないと思う。
こんな誰の得にもならないこともう終わりにしたいのに、霧様を守りたい一心で嘘をつき続けている私は……。