ご主人様に首ったけ!
☆42☆ それぞれの思い
3日後。
聖ちゃんとデートした日からなにもやる気が起きなくて、あの人に会いにいこうと思っていたのに、結局はなにもしないまま時間だけが過ぎていった。
その間、聖ちゃんからの連絡は全くなくて……。
今までは毎日何かしら連絡をくれていたのに。
私が自分でまいた種なのに、淋しさが募る。
でも、さすがにこのままではいけないと思って軽く朝食を済ませると、すぐに着替えて家を出た。
そして向かった先は――。
「こんにちは……」
「やあ、露さん。
いらっしゃい」
店内に入ると、以前霧様と来たときと同様に甘いいちごの香りが広がり、心を落ち着かせてくれる。
ここに来るのも久しぶりで、一人で来たのは初めてだったけど蓮さんは私のことを覚えていてくれて、笑顔で迎えてくれた。
「突然来てすみません……」
「いやいや。大事なお客様だ、大歓迎ですよ。
さ、座ってください」
「ありがとうございます」
聖ちゃんとデートした日からなにもやる気が起きなくて、あの人に会いにいこうと思っていたのに、結局はなにもしないまま時間だけが過ぎていった。
その間、聖ちゃんからの連絡は全くなくて……。
今までは毎日何かしら連絡をくれていたのに。
私が自分でまいた種なのに、淋しさが募る。
でも、さすがにこのままではいけないと思って軽く朝食を済ませると、すぐに着替えて家を出た。
そして向かった先は――。
「こんにちは……」
「やあ、露さん。
いらっしゃい」
店内に入ると、以前霧様と来たときと同様に甘いいちごの香りが広がり、心を落ち着かせてくれる。
ここに来るのも久しぶりで、一人で来たのは初めてだったけど蓮さんは私のことを覚えていてくれて、笑顔で迎えてくれた。
「突然来てすみません……」
「いやいや。大事なお客様だ、大歓迎ですよ。
さ、座ってください」
「ありがとうございます」