ご主人様に首ったけ!
「蓮さん、ありがとうございます。
おかげですっきりしました」

「え?」


いちごみるくを飲み干し、満面の笑みを向けたもんだから、当然蓮さんは驚いていた。


「私、負けません!
連さんの言葉で目が醒めました!」

「はぁ……。
?」

「本当にありがとうございました!」

「……よかった。
露さんは笑顔が一番よく似合いますね」


蓮さんは全く意味が分からないって感じで私を見ていたけど、すぐに笑顔になってそう言ってくれた。


「ご馳走様でしたっ!
また来ますね!!」


蓮さんに手を振ると、私は『strawberry milk』を後にした。


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