ご主人様に首ったけ!
★44★ それぞれの思い‐霧side‐
「私、もう霧様とお付き合いできません……」
「!?」
それは突然訪れた。
いつもなら僕がプレゼントしたメイド服をかわいく着こなして、恥じらいながらも僕の部屋へとやってくる露が……。
今日は制服のまま、神妙な顔をして部屋に入ってきた。
そして、発した言葉は別れのそれ――。
なぜ?
今まで露がそんな素振りを見せたことはなかった。
僕の前に現れてから、露はいつだって……。
「!?」
それは突然訪れた。
いつもなら僕がプレゼントしたメイド服をかわいく着こなして、恥じらいながらも僕の部屋へとやってくる露が……。
今日は制服のまま、神妙な顔をして部屋に入ってきた。
そして、発した言葉は別れのそれ――。
なぜ?
今まで露がそんな素振りを見せたことはなかった。
僕の前に現れてから、露はいつだって……。