ご主人様に首ったけ!
★45★ 露の最後の言葉
その日は全く眠れなくて、朝方まで何をすることもなく、ベッドに入ったままボーっとしていた。
すると、隣の部屋から小さく扉の開く音が聞こえた。
時刻はまだ5時。
眠りの深い露が起きてくる時間ではないのに……。
扉に近づいて、気配を確かめようとしたところでふと足を止めた。
ああ、そうか……。
露は、僕に黙ってここを出て行くつもりなんだね。
大丈夫。
分かっているよ。
それが君の優しさなんだよね。
だから僕も出てはいかない。
露の妨げにはなりたくないからね。
そして再びベッドに戻ろうとした時、カタンと今度は自室の扉がかすかに揺れた。
「……!」
まさか、露……?
そう思って、思わず扉の近くまで歩み寄ってしまう。
でもそれ以上の動きはなく、部屋は静まり返っていた。
気のせいか……。
そう思い直し、背中を向けると……。
「……ま……」
「!!」
すると、隣の部屋から小さく扉の開く音が聞こえた。
時刻はまだ5時。
眠りの深い露が起きてくる時間ではないのに……。
扉に近づいて、気配を確かめようとしたところでふと足を止めた。
ああ、そうか……。
露は、僕に黙ってここを出て行くつもりなんだね。
大丈夫。
分かっているよ。
それが君の優しさなんだよね。
だから僕も出てはいかない。
露の妨げにはなりたくないからね。
そして再びベッドに戻ろうとした時、カタンと今度は自室の扉がかすかに揺れた。
「……!」
まさか、露……?
そう思って、思わず扉の近くまで歩み寄ってしまう。
でもそれ以上の動きはなく、部屋は静まり返っていた。
気のせいか……。
そう思い直し、背中を向けると……。
「……ま……」
「!!」