ご主人様に首ったけ!
『もしもし、露!?』

「うん、ごめん、聖ちゃん!
私昨日すぐに寝ちゃって……」

『いや、いいんだ。
よかった、連絡取れて』

「うん、ごめんね……」


すぐに電話に出たことといい、安心してくれた事といい、もしかしてずっと携帯を持って待っていてくれたの?

この間のデートであんなにひどいことしたのに。

聖ちゃん……。


「で、話って?」

『うん……会って話したいことなんだ』

「う、うん?」

『今から30分後に学校の近くの公園まで来れるか?』

「うん、いいよ」

『じゃあ、待ってるから』


そういうと、聖ちゃんは電話を切った。


話ってなんだろう?

もしかして、昨日神くんから何か聞いたのかな……?


何を言われるのか、すごく気になるよ……。

< 352 / 374 >

この作品をシェア

pagetop