ご主人様に首ったけ!
「好きだよ、露。
大好きだ……」
「私も、霧様が……大好きです」
熱く耳元で囁かれてすごく恥ずかしかったけど、私もそれに応えるように精一杯の想いをこめて霧様の澄んだきれいな瞳を見つめながら、心からの気持ちを伝えた。
そして、霧様の顔が近づき、唇が重なった。
「露、全てが解決したんだ。
ちゃんと戻ってきてくれるよね?」
「……戻っても、いいんですか?」
「……露、さっきの僕の話を聞いていた?
というか、僕の側にいてくれるって言った露の言葉は嘘だったの?」
「違います!!
ただ、嬉しくて……」
まさか本当に、東條家に戻れるなんて、夢みたいです。
綻ぶ顔を隠したくて、霧様の胸に顔を埋める。
「そうと決まれば、露。
荷物を持って帰るよ」
「え、もうですか!?」
「当たり前だろ?
僕も家に帰るのに、専属のメイドさんがいなくてどうするんだい?」
「あ……」
そっか、そうだよね。
ご主人様だけ帰るなんて、おかしいよねっ。
「僕も手伝うから、行こう」
「……っはい!!」
差し出された手のひらに、自分のそれを重ね新しい生活に向けて微笑み合った。
大好きだ……」
「私も、霧様が……大好きです」
熱く耳元で囁かれてすごく恥ずかしかったけど、私もそれに応えるように精一杯の想いをこめて霧様の澄んだきれいな瞳を見つめながら、心からの気持ちを伝えた。
そして、霧様の顔が近づき、唇が重なった。
「露、全てが解決したんだ。
ちゃんと戻ってきてくれるよね?」
「……戻っても、いいんですか?」
「……露、さっきの僕の話を聞いていた?
というか、僕の側にいてくれるって言った露の言葉は嘘だったの?」
「違います!!
ただ、嬉しくて……」
まさか本当に、東條家に戻れるなんて、夢みたいです。
綻ぶ顔を隠したくて、霧様の胸に顔を埋める。
「そうと決まれば、露。
荷物を持って帰るよ」
「え、もうですか!?」
「当たり前だろ?
僕も家に帰るのに、専属のメイドさんがいなくてどうするんだい?」
「あ……」
そっか、そうだよね。
ご主人様だけ帰るなんて、おかしいよねっ。
「僕も手伝うから、行こう」
「……っはい!!」
差し出された手のひらに、自分のそれを重ね新しい生活に向けて微笑み合った。