ご主人様に首ったけ!
まず、ポットに浄水器を通した水を汲み、そのまま火にかける。


なぜか、この部屋には簡易キッチンのようなものまであって、簡単な料理が出来るようになっているみたい。

さすが、お金持ち……。


でも、霧様ってお料理とかするのかなぁ?


「あの……」

「ん、なに?」

「霧様は、お料理なさるのですか?」


お湯がわく間、私は思い切って霧様に話しかけてみた。


「僕?そうだな。稀に、かな?
ここにキッチンがあるとなにかと便利だからね。
露は?料理は得意?」


「え!?私ですか!?
え……っとぉ」


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