ご主人様に首ったけ!
ど、どうしよう!?

まさか、私にも同じ話題が振られるなんて……!


それに自慢じゃないけど、私が出来る料理って言ったら、おにぎりとゆで卵くらい!!


しかも、かなり頑張っての状態で!!

おにぎりとゆで卵でなにをがんばる必要があるのかって話だけど、私は頑張らないとできないの!!


気まずさに視線をそらすと、私のそんな様子に案の定霧様は気付いていて……。


「その様子はあまり得意じゃなさそうだね」

「え……っとぉ……」

「ふふ、大丈夫。
もしもの時は露のご飯は僕が作ってあげるよ」

「えぇ!?あの、それってどういう意味ですか……!?」

「さあ?どうだろうね」


すごく意味深に取れる霧様の発言に、疑問を感じまくりだったけど、上手い具合に霧様にはぐらかされてしまう。


あぅ~。
なんだかすっごく気になる~っ!


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