ご主人様に首ったけ!
「きっと……。いや、絶対に露に似合うと思う。
ね?」

「……っ」


そう言って、霧様は私の体に桃色のメイド服を当ててくれた。


メイドである私がこんな事を思うなんて不謹慎かもしれないけれど、無邪気に笑う霧様がかわいらしくて……。

眩しすぎて……。


それだけで私の語彙から、抵抗する言葉は全て奪い去られてしまう。


「ね、露。
着てくれるよね?」

「……っ、はい」


私は、照れながらもしっかりと頷き、その服を霧様から受け取った。


「ね、早速着替えてくれる?」

「え、えぇ!?」

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