ご主人様に首ったけ!
「今日はたくさん話したね、露」
「は、はい……」
充分に頭を撫でられてすっかり頬が上気してしまったのを見計らってか、霧様は頭に乗せていた手を下ろされた。
そして、時計を見るともう私の勤務時間が終わろうとしていた。
「もうこんな時間か。
こんなにも時間が過ぎるのが早く感じたのは初めてかもしれないな」
「霧様……」
「また明日も紅茶を入れてね」
「はい、喜んでっ」
気合充分に返事をし、部屋を出ようとすると……。
「露、送っていくよ」
って、霧様まで一緒に部屋を出ようとされて……。
「えぇ!?だ、だめです!!
ご主人様に送ってもらうなんて出来ませんっ!」
「でも……」
「大丈夫です!
まだそんなに暗くないですし、家は隣なんですから!」
メイドである私が、ご主人様に送っていただくなんてありえないです!
「は、はい……」
充分に頭を撫でられてすっかり頬が上気してしまったのを見計らってか、霧様は頭に乗せていた手を下ろされた。
そして、時計を見るともう私の勤務時間が終わろうとしていた。
「もうこんな時間か。
こんなにも時間が過ぎるのが早く感じたのは初めてかもしれないな」
「霧様……」
「また明日も紅茶を入れてね」
「はい、喜んでっ」
気合充分に返事をし、部屋を出ようとすると……。
「露、送っていくよ」
って、霧様まで一緒に部屋を出ようとされて……。
「えぇ!?だ、だめです!!
ご主人様に送ってもらうなんて出来ませんっ!」
「でも……」
「大丈夫です!
まだそんなに暗くないですし、家は隣なんですから!」
メイドである私が、ご主人様に送っていただくなんてありえないです!