黒と白−世界の果て−
門を通って、大きな庭を通り、城の中に入るための門を遂に開ける。



そこは、




「「お帰りなさいませ。」」



メイド達のお出迎え。
かなりの人数でびっくり。



その奥から、


「やっと帰ってきたわね、ミシャナ。」


優しい声に反応する王女。



「母上!!」



あ、この人がアクリア城妃なんだ。


長い髪を垂らし、その姿は女神の様だ。



妃は私の隣にいるアドメンと優しい男に目をむける。


「二人とも、お疲れ様。いつもミシャナの付き添いありがとうね。」


「いえ、そんな事ありませんよ。」


優しい男はそう笑って、
アドメンは、

「姫よりも手のかかる奴、連れてきました。」


真顔でそう言い、私を指差す。



この二人、本当、性格真反対だよ。




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