黒と白−世界の果て−
「何でですか?」


アドメンが妃に尋ねる。


すると、



「引っ掛かる事があるの。」



と、言う返事。





「それは、どういう事ですか?」



「私にも、わからないの。だから、真偽の間に行けば何かわかるはずよ。」




その会話を聞いて、



それが私に関係する事なのか…?


と、不思議に思う。

私、自然の使いだけど、そんな対した力持ってないし―



「さあ、行きましょう。ルトさんも。」


「あ、はいっ。」


私は急いで妃達についていこうとすると。




「婆やを怒らせるなよ。お前みたいな奴は、魔法かけられたりするからな。。」


アドメンの忠告、とでもいうのだろうか。それにしても、お前みたいな奴って言い方はないでしょ。



「ルトさんなら大丈夫ですよ。」


優しい男のフォロー。
ああ、やっぱ男は優しくなきゃ。




< 24 / 74 >

この作品をシェア

pagetop