黒と白−世界の果て−
今は決断の間ってとこにいて。
「ほ、本当ですか!?」
「うん。」
さっきまで眠そうだった姫は、一瞬で目を輝かせた。
私はみんなに旅に行く事を告げた。
「じゃあ……。」
そこで姫は婆やをチラッと見る。
「四人の若者、旅の支度じゃ!」
「まだ夜中ですよ。」
アドメンがボソッと言った。
「のんびりしている時間はないぞ、兵士よ。夜明けと共に出発するのじゃ!」
それ、早過ぎない!?
後旅に出るまで四時間ぐらいしかないじゃんか!