黒と白−世界の果て−
「ルトが私達の旅の仲間になるなんて、嬉しいよ本当に!」



いきなり姫が私に話し掛けてきた。



「そう?てか、姫、あんた何で呼び捨て?」



気になった事を単刀直入に聞いてみる。



「やだなぁ〜!仲間なんだから呼び捨てだよ!!だから、私の事はミシャって呼んで?」



「心なしか言葉遣いも違う気が…」


「私、敬語使うの苦手なの!それに、私達は仲間!!」


「ふーん。んじゃ、あの人達の事は何て呼べば良いの?」



私はアドメンと優しい男を指差した。


「えっとね、アドメンはアドで、エルンはエル、なの!!」



あ、略しちゃうんだ。
あと優しい男の名前ってエルンって言うんだ。今まで知らなかったよ。



「わかった。よろしくね、ミシャ。」



「うん!!よろしく、ルト!!」




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