黒と白−世界の果て−
歩いて歩いて
ひたすら歩いて。



目の前に広がったそこは










「…………森……。」


そう、森。
かなりの大きさだろう。
中は真っ暗だし。



「さあ、着きました。」


エルが森の前で止まる。


「どこに着いたのさ。」


私は思わずエルに尋ねる。
と、


「見てわかんねーのかよ。森だよ、も、り。」


アドが面倒くさそうに森を指差す。


「そんな事は見ればわかる!」




「ルトさん、私達は此処を通り抜け、ソウシャル地方に向かいます。」


エルが説明する。



「ソウシャル地方?」





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