黒と白−世界の果て−
その時。





『もう終わりか?』


あの不気味な笑い声と共に姿を現した悪しき者。



気がつけば、アドの真後ろに立っていた。




「この……っ!!」



アドが剣をとり、バッと後ろを向く。


同時に悪しき者に向かって剣を振りかざす――








「な………っ!?」



フッと消えた奴。
剣は空振りした。




「くそっ!何なんだ!?」






アドって、魔法だけじゃなくって、剣も使えるんだ。
あ、兵士だから当たり前か。






……ま、それは、置いといて。






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