黒と白−世界の果て−







「でかー…。」


目的地、つまりソウシャル地方の城を見て、この一言。

でもアクリア城と良い勝負?



……それはさておき。



私達はある問題に直撃。





「駄目だ!!だいたい、何故此処に来たんだ!?全く、近頃の若い子ときたら―」





そう、今、何故か怒られている…。
そして何故説教…?


どうやら私達がアクリアから来たっていうことを信じていないようで…。



いくら、


「王の命令で。」


と言っても、聞く耳持たず。



ミシャはミシャで、


「王の娘なの〜!!」


と、宣言してるが、



「王女がこんな小娘なわけないでしょう。もっとマシな嘘をつくんだなー。」

と、言われている。
……本当なのにね…。

でも、そう言われてみれば、ミシャを王女だと判断するのは大分難しいかも。
だって、みるからに普通の村娘。
でも、可愛いから、王女に見えなくはないか―?




どうでも良い事を考えてたりして、時間はどんどん過ぎていき、城の門で寸止め状態。



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