死ぬほどお前が好き
帰り、佐藤と帰ろうと思い、佐藤に
「帰ろうやー」と言ってみた。
「悪い、用事あっから。」
佐藤は素っ気なく、そう返し
俺の横を黙って通って行った。
そんな佐藤を不思議に思いつつ、
用事ならば仕方がないと、一人で
帰ることにした。
帰り、喉が乾いたので、販売機に
よった後、道を歩いていると、何やら
道路を挟んだ向かい側の道が
やけに騒がしかった。
「何やろな…」
そう思い、向かい側の道をふと見てみた
騒がしかったのは、佐藤と藤村だった。
「用事…って。」
藤村と帰ることだったんやな。
声を掛けようかと思ったが、用事が
あるからとまで言って帰ってるんだから
話しかけちゃマズいか。と思い、
二人を見ていた。