キスシリーズ~甘いキス~ 短編
ドアが開いて彗がお茶とケーキを持って入って来た。
「あっいいのに、お茶だけで…」
「いいんだよ、俺ケーキあんまり好きじゃないし」
お盆をテーブルの上に置くと、彗はテーブルの前に座って、私と向かい合わせになった。
彗って甘いの嫌いなんだよね…。だから、バレンタインは甘くないのにしたんだ。
「それより、なんでベッドの上に座ってんの?」
「えっ…なんとなく?」
「もしかして……
誘ってる?」