キスシリーズ~甘いキス~ 短編
「ねぇ彗…」
「ん?」
「幸せだね~…」
「ブッ…あはは…」
ブッ?
私は彗を見上げる。
そこには、笑ってる彗がいる。
「な…なんで笑うの!?」
「だってさ…あずき…ククッ…幸せだね~って…お婆ちゃんみたい…あはは…おなか痛い…」
「そんな、笑わなくたって…」
私はぷぅっと膨れる。
「ごめんごめん…」
彗は私の頭をポンポンとする。
笑いすぎて涙出てるし。
でも、今のキュンってくるな…なんか嬉しい。
「あずき、ケーキ食べないの?」
「食べるよ?」
私はベッドからおりて、テーブルの前に座る。彗も私の前に座った。
ショートケーキ、おいしそう…。
「いただきます」
食べ終わると、彗が手を伸ばしてくる。
「彗?」
私が首を傾げると、彗は私のほっぺに触れた。