キスシリーズ~甘いキス~ 短編


「口の端、クリームついてる」

指についてるクリームを彗は舐めとった。


な…舐めた!?


私は思わず身を乗り出したと同時に手が滑って…。




チュッ


彗とキスしてしまった。


少しの間キスしたままで、何秒かした後、私はやっと今の状況を理解して、唇を離した。


「ご…ごめ…」


「ん…。もう少し…ダメ?」


彗の上目遣い。


ダメじゃないって言うと、彗はキスをした。


甘い…。


ショートケーキのせいかな…。

「あずきの唇…甘い」


「うん…彗も甘い…」


甘いの嫌いって言ってたのに…。


「もう少し…今のじゃ足りない…」



< 5 / 6 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop