キスシリーズ~甘いキス~ 短編
「口の端、クリームついてる」
指についてるクリームを彗は舐めとった。
な…舐めた!?
私は思わず身を乗り出したと同時に手が滑って…。
チュッ
彗とキスしてしまった。
少しの間キスしたままで、何秒かした後、私はやっと今の状況を理解して、唇を離した。
「ご…ごめ…」
「ん…。もう少し…ダメ?」
彗の上目遣い。
ダメじゃないって言うと、彗はキスをした。
甘い…。
ショートケーキのせいかな…。
「あずきの唇…甘い」
「うん…彗も甘い…」
甘いの嫌いって言ってたのに…。
「もう少し…今のじゃ足りない…」