Eternal kiss…
02
目が覚めると、自分の部屋のベッドで寝ていた。
「智…」
起きたとき、隣に智がいない。
彼に出会うまではいつも一人で寝れていたのに。
一人に慣れていたのに…。
勉強しなくなって、いつからか使わなくなった勉強机の上に、二つに折っているメモ用紙が一枚置いてあった。
“彩へ
ちゃんと朝ご飯食べてから学校行けよ。
絶対、サボんなよ。
ライブ、楽しみにしてて。
行ってらっしゃい。
智”
ちょっぴり薄い、智独特の字。
あたしの考えてた事読まれてる…。